Release Information

アンドレ・メマーリ | アントニオ・ロウレイロ「メマーリロウレイロ・デュオ」
André Mehmari | Antonio Loureiro "MehmariLoureiro duo"

2016.10.15 on sale

本体価格¥2,400+税
品番: NKCD-1016
発売・販売元: NRT


新しく、それ以上に美しい。世紀を刷新する器楽の響き。
現代ブラジルが生んだ二人の天才コンポーザー/マルチ奏者による合作アルバム。
アコースティックな響きに広がる、万物的・自然宇宙的な楽曲集。
<quiet border>第9弾。


14612373_1119371834814043_1843487435647598043_o_490.jpg

sleeve_259.jpg sleeve_inner_label_243.jpg

CD Design & Illustration: Yosuke Yamaguchi


現代ブラジルが生んだ最高峰のピアニスト/作曲家、アンドレ・メマーリ
ブラジル最注目のシンガーソングライター/マルチ奏者、アントニオ・ロウレイロ
南米新世代を代表する二人の天才コンポーザーがタッグを組み、マルチ・ミュージシャンとしての才を駆使して作り上げた、新次元の器楽系曲集。

ミナス音楽やショーロなどブラジル各地の音楽的背景をもとに、クラシック~現代ジャズに至る幅広い素養が聴き取れる点は二人の過去のソロアルバムと共通しているが、ともに優れたアレンジ・センスを持ち、同時に個性的な演奏家としても名高い二者が互いの楽曲を再解釈することで、過去に類例のないサウンドへと飛躍している。
過去数世紀におけるさまざまな音楽史、ミナスを核としたブラジルのさまざまな風土のエッセンスが横溢し、同時に何にも似ていない。近年、ブラジル音楽の新しい話題を独占してきた感のある二つの才能が合流した本作は、ブラジル、ひいては広く南米の音楽史に繰り返し参照されうる金字塔となりえるものだ。アコースティック楽器を中心とした器楽曲のクリエイションという文脈からも、器楽系音楽の新しい潮流をリードし、加速化する傑作として多くの影響を与えうる可能性に満ちている。


◆TRACK LISTING
01. A BRISA (André Mehmari)
02. LAGINHA (Antonio Loureiro)
03. CIRANDA DA SERRA (Antonio Loureiro)
04 BAIAO DE MIGUILIM (André Mehmari)
05 UM MAPA DE TRES PONTAS (André Mehmari)
06 NÁ! (André Mehmari)
07 LAMENTO (Antonio Loureiro)
08 VALSA NOSTÁLGICA (André Mehmari)
09 NINGUÉM COMPREENDE (André Mehmari / Simone Guimarães)
10 FESTA JUNINA (André Mehmari)
11 PARA ABRIR O APETITE (André Mehmari / Antonio Loureiro)
12 EPISÓDIO VALSEADO (André Mehmari / Antonio Loureiro)
13 EPISÓDIO INQUIETO (André Mehmari / Antonio Loureiro)
14 EPISÓDIO DA SURPRESA (André Mehmari / Antonio Loureiro)
15 EPISÓDIO DAS QUARTAS (André Mehmari / Antonio Loureiro)
16 EPISÓDIO DAS SOMBRAS (André Mehmari / Antonio Loureiro)
17 EPISÓDIO EM DO MAIOR (André Mehmari / Antonio Loureiro)

André Mehmari: Piano, synth, electric piano, bass flute, guitar, charango, bandolim, accordion and voice.
Antonio Loureiro: Drums, vibraphone and voice.

Produced by André Mehmari
Recorded in Estúdio Monteverdi


◆Profile
André Mehmari (アンドレ・メマーリ)
1977年ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。5歳より音楽を専門的に学び、10歳より独学でジャズ、即興音楽を学び作曲も始める。15歳の頃には音楽院でオルガン、ピアノを教えはじめる。
95年サンパウロ州立大学の音楽コンクールBrazilian Popular Music (MPB)部門で優勝。97年にはクラシック部門でも優勝。全26の楽器を演奏、多重録音によるソロアルバム『Canto』を制作、2002年にリリース。
05年7月ブラジル人歌手のジョイスと共に初来日。2011年にリーダー名義の日本ツアーを2回行う。
2013年、フェスティバル<THE PIANO ERA>の招聘により再来日、東京公演の録音はアルバム『Tokyo Solo』としてNRTよりリリース/NKCD1012)。福岡・神戸・名古屋・山形でもソロ・ピアノ公演を行う。
自身のレーベル/スタジオ<Estúdio Monteverdi>をメインにコンスタントに作品を発表、リーダー作は20枚近く。マリア・ベターニアイヴァン・リンスなどトップ・ミュージシャンとの共演も多い。伊藤ゴロー藤本一馬などの作品にもゲスト参加するなど日本の音楽家からの信奉も厚い。
数多くの楽器を演奏するマルチ・ミュージシャンであり、プロデューサー、レコーディング/マスタリング・エンジニアとしての仕事も多く、世界でも稀に見るマルチな才能の持ち主である。

Antonio Loureiro (アントニオ・ロウレイロ)
ブラジル・サンパウロ生まれ。ミナス・ジェライス連邦大学にて作曲と鍵盤打楽器を学ぶ。
2000年よりプロとしてのキャリアを開始。トニーニョ・オルタヘナート・モタ&パトリシア・ロバートをはじめとした多数の作品やライブに参加、キャリアを重ねる。
2010年に初のソロ・アルバム『Antonio Loureiro』を発表。この作品が日本でもミュージックマガジン誌「ベストアルバム2010」にて高橋健太郎氏(音楽評論家)により1位に選出されるなど、話題となる。多数の楽器を多重録音し、豪華なゲストを加えた2012年の2ndアルバム『ソー』(NKCD1005)の発表でさらにその評価を確立、日本のブラジル音楽における近年最大のヒット作のひとつに。2013年初来日。芳垣安洋(ds)、鈴木正人(b)、佐藤芳明(acc)が参加したバンド編成による東京公演の録音がアルバム『In Tokyo』(NKCD1010)としてNRTよりリリース。2015年、くるり主催のフェスティバル「京都音楽博覧会」の招聘で再来日。日本のインディ・ロック/ジャズ・シーンに至るまで注目を集める存在に。
ヴィブラフォン奏者/作曲家として、ヴァイオリン奏者ヒカルド・ヘルスとの共作『Ricardo Herz & Antonio Loureiro』を2014年にリリース。
現在ブラジルでその将来をもっとも嘱望されるマルチ奏者であり作曲家、シンガーソングライター。


Mehmari_Loureiro_480.jpg