Release Information

アンドレス・ベエウサエルト「アンドレス・ベエウサエルト」
Andrés Beeuwsaert "Andrés Beeuwsaert"

2016.10.15 on sale

CD定価¥2,315+税 NKCD-1015
発売・販売元: NRT



街から自然へ、旅と風景を喚起するピアノと声。
現代アルゼンチンを代表するグループ<Aca Seca Trio>の中心メンバーであり、
21世紀の器楽系シーンをリードするピアニスト、アンドレス・ベエウサエルト 待望の新作。
フアン・パブロ・ディ・レオーネタチアナ・パーハヴァルダン・オヴセピアンとの共演を含む奇跡のセッションが遂にリリース。
<quiet border>第8弾。





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CD Design & Illustration: Yosuke Yamaguchi


ピアニスト・コンポーザとしての3枚のアルバムと、グループ「アカ・セカ・トリオ」の中心メンバーとしての活動により、現代アルゼンチン音楽における最重要アーティストのひとりとして揺らぎない人気を誇るアンドレス・ベエウサエルト。
ここ日本でも、ディスクガイド本『アルゼンチン音楽手帖』の表紙に全面フィーチャーされるのみならず、『Jazz The New Chapter』『クワイエット・コーナー』『TOKYO MOON』といったジャンルを越えて話題のディスクガイド本に取り上げられるなど、21世紀の新しい器楽系シーンをリードする存在として信奉者も多い。
 
待望の新作となる本作は、2015年の初来日時における東京公演を収録したライブ録音作。ピアノ音楽フェスティバル<THE PIANO ERA>出演時のもので、ピアノ弾き語りのソロ・パフォーマンスに加えて、フルートの名手フアン・パブロ・ディ・レオーネとのデュオ、さらには同フェスティバルに出演したデュオ、タチアナ・パーハ/ヴァルダン・オヴセピアンを招いてのカルテットによるセッションを収録。
タチアナ・パーハは現代ブラジル随一の実力派女性歌手で、アンドレスとの傑作デュオアルバム『Aquí』はその後に多く生まれるアルゼンチン/ブラジル間のコラボレーションという潮流の記念碑的作品として、リリース後も年々その評価を高めてきた。近年デュオとしての活動停止が惜しまれてきたなかで実現した本作でのセッションは、観客の多くが待ち望んでいた<奇跡>として大きな話題を呼んだ。
アルメニア出身、LAジャズ・シーン気鋭のピアニストにして、新時代のチェンバー・アンサンブルを志向するコンポーザーとしても注目のヴァルダン・オヴセピアンとの連弾は、会場に更なるサプライズを呼び起こした。

これまでのソロ作ではどちらかといえばアレンジャー的な印象と静的なカラーで知られていたアンドレス・ベエウサエルト。ピアニストとしての躍動感溢れるパフォーマンスと圧倒的な風景喚起力、そして最高にテンダーな声を持つシンガー/インタープリターとしての個性を記した本作は、多彩な活動を誇るアンドレス・ベエウサエルトの実像にもっとも迫る一枚だ。

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◆TRACK LISTING
01. Inicio (Andrés Beeuwsaert)
02. Monte Maíz (Hugo Fattoruso)
03. Encuentro (Andrés Beeuwsaert)
04. Hurry! (Hugo Fattoruso)
05. Despedida (Mário Laginha)
06. Mula Alma (Mono Fontana)
07. Arietta, Op.12 No.1 from Lyric Pieces (Edvard Grieg arr. Andrés Beeuwsaert)
08. Vento em Madeira (Lea Freire)
09. Milonga Gris (Carlos Aguirre)
10. Vento Bom (André Mehmari / Sérgio Santos)
11. Esa Tristeza (Eduardo Mateo)

Andrés Beeuwsaert: Piano and Voice
featuring:
Juan Pablo Di Leone: Flutes, Harmonica and Voice (M6, 7, 8, 9, 10 and 11)
Tatiana Parra: Voice (M10 and 11)
Vardan Ovsepian: Piano (M10 and 11)

Produced by Andrés Beeuwsaert
Co-Produced by 成田佳洋/ Yoshihiro Narita (NRT)

Recorded live in festival “THE PIANO ERA 2015” at Persimmon Hall (Main Hall), Tokyo (29th November 2015)
Recorded & Mixed by 井口寛/ Hiroshi Iguchi (ROLLERS)
Festival Produced by: 堀内求 & 成田佳洋/ Motomu Horiuchi (novus axis) & Yoshihiro Narita (NRT)


◆Andrés Beeuwsaert (アンドレス・ベエウサエルト) Profile
1978年、アルゼンチン・ブエノスアイレス州生まれの鍵盤奏者・作曲家。国立ラプラタ大学にて作曲を学ぶ。
1999年、フアン・キンテーロマリアーノ・カンテーロとともにアカ・セカ・トリオを結成。その優れた音楽性、高い演奏性と対位法を駆使したヴォーカル・ワークによって、現代アルゼンチン音楽を代表するグループとしての人気と評価を確立。これまで発表した4枚のアルバム(共作ライブ盤含む)をリリースしている。
ソロ名義では、2009年にファースト・アルバム『Dos Rios』をリリース。ディスクガイド本『アルゼンチン音楽手帖』の表紙に大々的にフィーチャーされるなど、現代アルゼンチン音楽シーンを象徴する作品となる。2012年にセカンド・アルバム『Cruces』をリリース。2010年から2012年にかけて、現代ブラジル随一の実力派女性歌手、タチアナ・パーハとデュオとして活動。アルバム『Aquí』をリリースしている。
鍵盤奏者として、世界的マルチ奏者ペドロ・アスナールのグループに2004年より参加。南米およびヨーロッパ・ツアーに参加、10カ国以上を回り、4枚のアルバムと3枚のライヴDVD作品を録音。他、チャーリー・ガルシアモノ・フォンタナ等のライヴや録音に参加、イヴァン・リンスアントニオ・ロウレイロウーゴ・ファットルーソなど海外のトップ・アーティストとの共演も多い。

ソロ作ならびにアカ・セカ・トリオの諸作は、ここ日本でも『Jazz The New Chapter』『クワイエット・コーナー』『アルゼンチン音楽手帖』『TOKYO MOON』などのディスクガイド本、複数のコンピレーションCDで取り上げられるなど南米音楽の枠を超えて注目を集め、21世紀の新しい器楽系シーンをリードする存在として信奉者も多い。2015年、ピアノ音楽フェスティバル<THE PIANO ERA>の招聘により初来日、全国4ヶ所での単独ツアーも行った。2016年8月にアカ・セカ・トリオのメンバーとして再来日。