Fernando Otero "Ritual"
2016.5.10 on sale
輸入盤CD (US)
流通品番: NRTI-015
Label: Independent
現代アルゼンチン屈指のピアニスト/作曲家、グラミー賞2部門ノミネートの最新作。
フル・オーケストレーション編成を含むダークな異色作。
ポスト・ピアソラ~コンテンポラリー・クラシック~ジャズ・インプロヴィゼーションまでを自在に行き来する作曲家・ピアニスト、フェルナンド・オテロの最新作。
2015年ラテン・グラミー賞に<BEST CLASSICAL ALBUM><BEST CLASSICAL CONTEMPORARY COMPOSITION>の2部門でノミネートされた本作は、フル・オーケストラ、コーラス、室内楽アンサンブル、そしてソロ・ピアノ楽曲からなる、作曲家の多面性と際立つ個性を示したアルバム。
ニューヨークを拠点にクインシー・ジョーンズ、クロノス・カルテット、エディ・ゴメス等と共演し、グラミー賞受賞・ノミネートも複数回得るなど、現代アルゼンチン音楽屈指の実力派として名声を高めてきたフェルナンド・オテロの<鬼才>ぶりが表出した異色作。
華やかさ、ピュアな美しさを凝縮した2014年発表の傑作『Prima Donna』に続いてリリースされた新作は、一転してダークな雰囲気と、ロードムーヴィー風のサウンドトラックを思わせるディープなムードが基調となった作品集。
重厚なオーケストレーションにどこか不穏な女性コーラスが浮遊する組曲風作品M①-③はその極みで、ダークな中にも時折メロウに煌めく官能的な旋律と、不思議な安らぎの感覚を有する中毒性の高い内容に。
続くM④、M⑨はバンドネオンと弦楽の響きが柔らかに重なる美しい小品で、ディエゴ・スキッシと並ぶポスト・ピアソラ路線の急先鋒としての側面も表出する。
M⑤、M⑩はその旋律美と、演奏家としての繊細なタッチが存分に味わえるピアノ独奏曲。
ギターをフィーチャーしたM⑦、M⑧のつややかな音色を活かしたコンポーズも見逃せない。
◆Personnel
Fernando Otero: Piano
Vocals: aMBe (Maria Brodskaya)
Violin: Nick Danielson
Violoncello: Adam Fisher
Violoncello: Patricio Villarejo
Classical Guitar: Brian Forbes
Ivan Barenboim: Soprano, Bass & Contra-alto Clarinet
Double Bass: Pablo Aslan
Bandoneon: Hector Del Curto
The New York Session Symphony Orchestra : Woodwinds-French Horns-Trumpets-Trombones-Tuba-Percussion-Timpani & Strings
Produced by Ruben Parra
Co-Produced by: Brian Forbes & Fernando Otero
◆TRACK LISTING
1. Overture
2. Ceremonia
3. Siderata
4. Fortuna
5. Gardenia
6. Cielo del Suburbio
7. Conexion
8. Memoire
9. Primeras Luces
10. Epilogo
All compotisions by Fernando Otero